不動産一括査定サービスを比べた|提携社数・匿名査定・対応エリア
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結論
- 提携社数はLIFULL HOME’Sが5,177社、HOME4Uが約2,500社、イエウールが2,500社以上(各公式サイト、2026年10月11日確認)
- すまいValueは大手6社だけが査定するサービスで、地域によっては営業エリア外になります
- 個人情報を出さずに目安を知れる「匿名査定」は、公式で確認できた範囲ではLIFULL HOME’Sだけでした(メールアドレスのみ)
この記事を書いた人
神奈川県在住で、親世代の家の片付けや空き家の扱いについて、各社の条件や公的な情報を調べて比べています。
この記事では、主な不動産一括査定サービス5つの公式サイトを開き、提携社数、同時に頼める社数、匿名査定の有無、対応エリアを確かめました。査定を申し込んだ体験ではありません。
5つのサービスを比べた
公式サイトに書かれている数字だけで比べました。書かれていない項目は「記載なし」としています。
| サービス | 運営 | 提携社数 | 同時に頼める数 |
|---|---|---|---|
| LIFULL HOME’S | 株式会社LIFULL | 5,177社 | 記載なし |
| HOME4U | 株式会社NTTデータ・ウィズ | 約2,500社 | 最大6社 |
| イエウール | 株式会社Speee | 2,500社以上 | 最大6社 |
| すまいValue | 大手6社が運営 | 6社 | 最大6社 |
| SUUMO 売却査定 | 株式会社リクルート | 記載なし | 記載なし |
HOME4Uは、2025年4月1日に運営会社が株式会社NTTデータ・スマートソーシングから株式会社NTTデータ・ウィズに変わっています。
匿名査定と対応エリア
| サービス | 匿名査定 | 対応エリア | ひとこと |
|---|---|---|---|
| LIFULL HOME’S | あり(メールアドレスのみ) | 47都道府県 | 参加社数が最も多い |
| HOME4U | 記載なし | 47都道府県 | NTTデータグループ |
| イエウール | 記載なし | 47都道府県 | 上場企業の運営 |
| すまいValue | 記載なし | 全国表示だがエリア外あり | 大手のみ |
| SUUMO 売却査定 | 記載なし | 47都道府県 | 査定先を自分で選べる |
すまいValueの6社は、小田急不動産、住友不動産ステップ、東急リバブル、野村の仲介、三井のリハウス、三菱地所の住まいリレーです。査定フォームには、選んだ地域が6社の営業エリア外だと表示される場合があります。
すまいValueの公式サイトには、査定依頼が117万件を超えた(2016年10月〜2026年3月末)、6社合計の2025年度の成約が11万件以上、といった実績も載っています。
実家の状況別、どれから使うか
相続した実家は、立地も状態もばらばらです。状況ごとに向いていそうな使い方を整理しました。
| 実家の状況 | 使い方の例 | 理由 |
|---|---|---|
| まず相場だけ知りたい | LIFULL HOME’Sの匿名査定 | 電話番号を出さずに目安がわかる |
| 都市部の駅近 | すまいValueと他社を併用 | 大手の店舗網が使える |
| 郊外・地方 | 提携社数が多いサービス | 地元の会社が見つかりやすい |
| 古い家付きの土地 | 複数のサービスで地元の会社も | 大手だけだと比べる相手が少ない |
| 会社を自分で選びたい | SUUMO 売却査定 | 査定先を選べる |
一つに絞る必要はありません。ただ、申し込むほど連絡も増えるので、2つ程度に抑えるのが現実的です。
相続した家ならではの注意点
査定を頼む前に、名義を確認してください。法務省は、相続した不動産を売る場合は相続登記が必要だとしています。2024年4月から相続登記は3年以内が義務です。
相続人が複数いるなら、売ることに全員が同意しているかも先に確かめます。査定額が出てから意見が割れると、売却が止まってしまいます。
相続した空き家を売ると、要件次第で譲渡所得から最高3,000万円を差し引ける特例があります。売る期限があるので、3,000万円控除の要件と期限を先に確認してください。
申し込む前に手元にそろえる情報
一括査定のフォームでは、物件の種類、所在地、面積、築年数などを入力します。相続した家だと、子どもがこれを把握していないことがよくあります。
| そろえる情報 | どこで確かめるか |
|---|---|
| 土地の面積・建物の床面積 | 登記簿(登記事項証明書)、固定資産税の納税通知書 |
| 建てた年 | 登記簿、建築時の書類 |
| 今の名義人 | 登記簿。親のままなら相続登記が先 |
| 家財が残っているか | 現地で確認。査定の連絡時に伝える |
| 相続人と売る方向の合意 | 家族で確認 |
築年数は、3,000万円控除の対象になるか(1981年5月31日以前の建築か)の判断にも使います。査定の前に一度、登記簿を取っておくと二度手間になりません。
営業電話への備え
一括査定は、入力した情報が複数の不動産会社に届く仕組みです。申し込んだ直後から、複数社から電話やメールが来ると考えておいてください。
備考欄がある場合は「連絡はメールでお願いします」「平日夜のみ」などと書いておくと、連絡の仕方を伝えられます。断るときは「今回は他社に決めました」と短く伝えれば十分です。
査定額は「この値段で売れる」という約束ではありません。高い査定額を出した会社が、実際に高く売ってくれるとは限らないので、根拠を聞いて比べてください。
正直なデメリット
提携社数が多くても、実家のある地域で対応できる会社が多いとは限りません。地方や郊外では、査定できる会社が1〜2社しか出ないこともあり得ます。
匿名査定は手軽ですが、出てくるのは過去のデータからの目安です。建物の傷み具合や、残っている家財の量は反映されません。
また、ここで比べたのは公式サイトに書かれている数字だけです。対応の丁寧さや査定の精度は、この比較からはわかりません。
次の一歩
まず登記簿で名義を確認し、相続人で売る方向を共有します。家財が残っているなら、片付けを頼むの記事で費用感をつかんでおくと、売却の段取りが立てやすくなります。
持ち続けた場合の費用と比べたいときは、ツールの空き家の維持費計算機が使えます。放置した場合の税金の仕組みは空き家を放置すると何が起きるかにまとめました。