実家の片付けは自分で?業者?費用と手間を神奈川の例で比べた
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結論
- 自分で片付ける費用は自治体の手数料が中心です。川崎市の粗大ごみは300円・600円・1,200円、相模原市は品目ごとに400〜3,600円、横浜市は燃やすごみの持ち込みが1kgあたり13円
- ただし横浜市では、引越しや遺品整理の大量ごみは集積場所に出せません。自分で施設に運ぶか、許可業者に頼むかです
- 業者に頼むと3LDKで171,696円〜(公開相場の下限)。違いは金額より「何日・何人かかるか」です
この記事を書いた人
神奈川県在住で、親世代の家の片付けや業者選びについて、各社の料金や条件を調べて比べています。
この記事では、横浜市・川崎市・相模原市の公式サイトでごみの手数料と出し方を調べ、業者の公開相場と並べました。実際に片付けた体験ではなく、始める前の比較です。
3つのやり方を比べる
実家の片付けは、大きく分けて3通りです。
| やり方 | 費用の中心 | 手間 | 向いている家 |
|---|---|---|---|
| 自治体の収集に出す | 粗大ごみ手数料 | 少しずつ出すので期間が長い | 近くに住んでいて時間がある |
| 自分で施設に持ち込む | 持ち込み手数料と車代 | 運転と積み下ろしの人手が要る | 車と手伝いの人を用意できる |
| 業者に頼む | 作業費・処分費・車両費 | 見積もりと立ち会い | 遠方、期限がある、物が多い |
実際は、この3つを組み合わせる人が多いはずです。大物だけ業者、小物は自治体の収集、という分け方もできます。
神奈川の3市でルールを比べた
同じ神奈川でも、粗大ごみの料金の決め方は市によってまったく違います。2026年10月11日に各市の公式サイトで確認しました。
| 市 | 粗大ごみの手数料 | 持ち込み | 大量のごみ |
|---|---|---|---|
| 横浜市 | 品目ごとに決まり、申込時に確定 | 4か所、予約制。手数料は収集と同じ | 集積場所に出せない。持ち込みか許可業者 |
| 川崎市 | 長さなどで300円・600円・1,200円 | 公式FAQに記載なし。要問い合わせ | 公式FAQに記載なし |
| 相模原市 | 品目ごとに400〜3,600円 | 南部・北部の受入施設、津久井クリーンセンター | 公式ページで要確認 |
横浜市
横浜市の粗大ごみは、一番長い辺が30cm以上の金属製品と、50cm以上のそれ以外(プラスチック製品・木製品など)です。料金は品目ごとに決まっていて、申し込み時に確定します。
持ち込みは鶴見・緑・泉・栄の4か所で、事前予約が必要です。受付は9時〜12時と13時〜16時で、日曜と年末年始は休みです。
注意したいのは、引越しや遺品整理で一度に出る大量のごみです。横浜市はこれを集積場所では収集しません。燃やすごみなら、区の資源循環局事務所に事前に申し込んで焼却工場へ持ち込めます。手数料は1kgあたり13円です。
川崎市
川崎市の粗大ごみ手数料は、長さなどで300円、600円、1,200円の3区分です。申し込みはインターネットなら24時間、電話は月〜土曜の8時〜16時45分です。
相模原市
相模原市は品目ごとの料金で、400円から3,600円です。たとえばスプリング入りのベッドマットレスは3,600円、自転車は800円です。
家電リサイクル法の対象品(エアコン、テレビ、冷蔵庫など)は戸別収集で1台3,200円と案内されています。自分で持ち込む場合は、南部・北部の粗大ごみ受入施設か津久井クリーンセンターで、受付は月〜土曜の9時〜16時です。
持ち込み手数料を試算してみた(横浜市の燃やすごみ)
横浜市の焼却工場への持ち込みは重さで決まるので、計算しやすいのが特徴です。1kgあたり13円で試算しました。
| 持ち込む量 | 手数料の試算 |
|---|---|
| 100kg | 1,300円 |
| 300kg | 3,900円 |
| 500kg | 6,500円 |
| 1,000kg | 13,000円 |
手数料だけ見れば、業者の数分の一です。ただ、この表には車の手配、ガソリン代、手伝ってくれる人の交通費が入っていません。粗大ごみは別料金で、資源ごみや不燃ごみは別の施設に運ぶ必要があります。
レンタカーのトラックは、車格と時間で料金が変わります。保険や燃料の扱いも会社ごとに違うので、各社の公式サイトで確認してください。施設の受付が平日と土曜の日中だけ、という点も計画に影響します。
業者に頼んだ場合の費用
業者の料金は、物の量、作業人数、トラックの台数で決まります。大手比較サイトの全国相場(下限)は次のとおりです。
| 間取り | 料金の目安 | 作業時間 |
|---|---|---|
| 2DK | 99,112円〜 | 2〜6時間 |
| 3LDK | 171,696円〜 | 5〜12時間 |
| 4LDK | 214,774円〜 | 6〜15時間 |
総務省が集めた遺品整理の見積書75例では、10万〜40万円に集中していました。自分で持ち込めば手数料は上の試算のとおり数千円〜1万円台ですが、業者なら3LDKでも作業時間は5〜12時間が目安です。お金で日数を買うかどうか、という差です。
業者の選び方は遺品整理業者を比べた記事、ごみを運ぶ許可の見方は不用品回収業者の許可を比べた記事にまとめています。
正直なデメリット
自分で片付ける最大のコストは日数です。一戸建ての実家なら、仕分けだけで何週末もかかることがあります。親族の休みを合わせるのも簡単ではありません。
重い家具を階段で下ろす作業は、けがのリスクもあります。分別ルールも市ごとに細かく、慣れていない市だと調べるだけで時間がかかります。
業者に頼む場合は費用が大きく、業者選びを間違えると高額請求や無許可回収のトラブルになります。どちらにも弱点があるので、物の量と使える日数で決めるのが現実的です。
次の一歩
まず実家のある市の公式サイトで、粗大ごみの料金と持ち込み先を確認します。売れそうな物は先に買取の比較を見ておくと、処分する量を減らせます。
業者に頼んだ場合の金額感は、ツールの片付け費用の概算で確かめられます。自分でやる分と業者に任せる分を分けて考えると、費用を抑えやすくなります。